借地契約終了後の敷金・権利金の取り扱いについて

土地10

敷金は、通常、賃貸借契約時に貸主に交付される金銭で、その目的は賃貸借契約が終了し、賃貸借物件が貸主に完全に返還されるまでの間の借主の未払い賃料その他の債務一切を担保するためのものですので、賃貸借物件の返還完了時(明渡し時)に最終的な借主の債務が確定され、これを充当精算した残額が借主に変換されることになります。

残額の返還時期は物件返還完了時(明渡し時)と解されますので、残額に対する遅延損害金は返還完了時(明渡し時)の翌日から付加されます。

なお、通常は、敷金(残金)を返還するときでも、預かり期間中の利息は付けなくてよいとされています。また、契約存続中に借主の未払い賃料などを充当するか否かは、貸主側できめてよいことですが、借主側から、充当を請求することはできません。

契約時に交付される金銭の中には、保証金という名目のものがありますが、これが実質上の意義を有している場合もあります。契約書の中で保証金の返還条件がどのように規定されているかといったことからその実質を判断する必要があります。

また、権利金は契約時に交付される金銭ですが、契約が終了しても返還することが予定されていないものということができます。

借地や借地上の建物の相続は共有より単有のほうがいい