相続税法上と不動産鑑定評価基準による土地の評価単位について

土地12

相続税法上の財産を評価するためには独特の評価単位があります。

これは不動産鑑定評価基準に基づく評価単位とは異なる場合があります。

相続税法上の原則は宅地、田、畑、山林、原野、雑種地等の現況地目毎に評価します。登記簿上の地目ではありません現況地目です。

さらに宅地の場合は一画地毎に評価します。農地の場合は一枚の農地毎に、山林、原野、牧場、池沼、鉱泉地は一筆ごと、雑種地は利用の単位となっている一団の雑種地毎に評価します。

不動産鑑定評価基準に基づく評価単位は地目にかかわらず、所有上の同一性と利用上の同一性を併せ持った画地毎に評価単位とします。

例えば所有者同じで同じ利用に供されていれば筆が何筆あろうが一画地と認定して評価します。では実際にはどのような場合に異なってくるかというと、広い道路に面した一筆の山林と、それに隣接した無道路の一筆の山林があるとします。

各々所有者も同じ人です。税法上は広い道路に面した一筆の山林で評価し、それに隣接した無道路の山林は独立した一筆の山林として評価します。不動産鑑定評価基準上は2筆の山林は、広い道路に接した一つの土地として評価するのです。

これは税法上の評価は保守性の原則に基づく評価であるためと思われます。

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